過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)とは、腸に明らかな病気や異常がないのに、慢性的な腹痛や下痢、便秘などの症状が続く状態です。
「トイレのことでいつも頭がいっぱい」「外出が怖い」「緊張するとお腹が痛くなる」など、生活に支障をきたすほどのつらさを感じている方も少なくありません。
このような症状の背景には、ストレスや自律神経の乱れ、心の不安定さが関係していることが多く、精神科的なアプローチも非常に有効です。
保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、精神科専門医が担当医制で診療を行い、IBSに悩む方に心と体の両面から寄り添ったサポートを提供しています。
JR保土ケ谷駅西口から徒歩30秒、女性医師の診療や漢方薬の処方にも対応可能です。
過敏性腸症候群(IBS)の症状について
IBSには、以下のような症状がみられます。
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慢性的な腹痛や腹部の違和感
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下痢や便秘、またはその両方を繰り返す
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排便で痛みが一時的に軽くなる
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食後にお腹が張る、ガスがたまりやすい
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トイレに行けない場面で腹痛が強くなる
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ストレスや緊張で症状が悪化する
IBSは大腸カメラなどの検査では異常が見つからないため、病気と気づかれにくいことがあります。
また、「電車に乗れない」「会議に集中できない」など、日常生活や仕事・学校にも大きな影響を与えます。
過敏性腸症候群(IBS)の原因について
IBSの原因は完全には解明されていませんが、複数の要因が関係して発症すると考えられています。
主な要因
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ストレス・不安・緊張
心理的ストレスは腸の動きを過敏にし、症状を悪化させます。 -
自律神経の乱れ
自律神経とは、体のリズムを調整する神経で、腸の動きとも深く関わっています。 -
腸内環境の乱れ
腸内細菌のバランスが崩れることで、ガスや便通に影響が出やすくなります。 -
性格や体質
几帳面で緊張しやすい方、我慢しがちな方などに多く見られる傾向があります。 -
過去の体調不良や感染
ウイルス性腸炎などの後にIBSを発症するケースもあります。
このように、心と体の両方に要因がある病気ですので、精神科での診療が有効なケースも多くあります。
過敏性腸症候群(IBS)の治療法について
当院では、IBSの症状に対して、心と体の両面からの治療を大切にしています。
1. 心理的アプローチ(精神療法)
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ストレスマネジメントや対人関係の負担など、心の面からの原因を一緒に整理します
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気持ちを言葉にすること、考え方のクセに気づくことで、体の症状がやわらぐこともあります
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必要に応じて、職場や学校の環境調整についても相談できます
2. 薬物療法
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お腹の不調に対する整腸薬、便通の調整薬
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ストレスや不安が強い場合は、抗不安薬・抗うつ薬を少量使うこともあります
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漢方薬による体質改善にも対応可能です(胃腸虚弱・気滞など)
3. 生活習慣の改善・セルフケア支援
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規則正しい生活、睡眠、食事のアドバイス
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腸にやさしい食べ物や避けたほうがよい食材についての情報提供
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ガス抜きや呼吸法などのセルフケアのご案内も可能です
「もう治らない」と諦める前に、一度こころのケアを含めたアプローチを検討してみませんか?
よくある質問
Q1. IBSで精神科にかかってもいいのですか?
はい、IBSは心と体のバランスが関わる病気です。
精神科では、ストレスや不安、自律神経の不調にも対応可能です。
Q2. 精神的な薬に抵抗があります…
当院では、必要最小限の投薬で、慎重にご相談しながら治療を進めます。
また、漢方薬中心の治療も可能ですので、ご希望を遠慮なくお話しください。
Q3. 完治しますか?
完全に症状がなくなる方もいれば、うまく付き合いながら生活の質が向上する方もいます。
「自分らしい日常生活を送れる」ことを目標に、無理のない治療を行っていきます。
Q4. 女性医師に相談できますか?
はい、当院では女性医師による診療にも対応しています。
デリケートなお悩みも安心してご相談ください。
Q5. 学校や会社で配慮してもらうには?
主治医意見書や診断書の発行にも対応可能です。
トイレの使用や座席の配慮などについて、医療的立場からのサポートが可能です。
院長より
IBSの方は、「またお腹が痛くなったらどうしよう」という不安がさらに症状を強めてしまうという、悪循環の中で苦しまれていることが多いです。
「原因がわからない」「検査は異常なし」と言われた方こそ、心と体の両面からのサポートが必要だと私たちは考えています。
当院では、IBSに悩む方の不安な気持ちに寄り添いながら、お腹の症状にも丁寧に向き合う診療を心がけています。
どうぞ安心してご相談ください。
