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記憶がなくなる

「昨日のことが思い出せない」
「話した内容をすっかり忘れていると言われた」
「気がついたら目的地に着いていたけど、途中の記憶が全くない」
「自分が何をしていたのか、記憶が飛んでしまうことがある」

このような「記憶がなくなる」「思い出せない」といった症状は、一時的な疲れやストレスからくるものもあれば、認知症や解離(かいり)といった精神的な症状として現れる場合もあります。

私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、患者さまの記憶の状態を専門的な視点から評価し、その方に合った支援方法を一緒に考えてまいります。

記憶がなくなる原因

記憶がなくなる症状にはさまざまな要因があります。以下に主なものを挙げます。

1. ストレスや心的ショックによる「一過性の記憶障害」

  • 強いストレスや心理的ショックを受けたとき、数時間〜数日間の記憶が抜け落ちることがあります

  • これは「解離性健忘(かいりせいけんぼう)」と呼ばれる状態です

2. アルコールや薬剤の影響

  • 大量の飲酒後に「昨夜の記憶がない」というのは、アルコール性健忘の一種です

  • 睡眠薬や抗不安薬の過剰摂取などでも、一時的な記憶の抜け落ちが生じることがあります

3. 認知症(特に初期のアルツハイマー型認知症)

  • 物忘れが頻繁になり、新しい出来事の記憶が定着しにくくなる状態

  • 加齢による物忘れとの違いは、自分でも気づきにくいことが多い点です

4. うつ病や適応障害による集中力・記憶力の低下

  • 気分の落ち込みとともに、物事を覚えにくくなったり、言われたことをすぐに忘れるようになることがあります

5. 解離性障害(多重人格・離人感を含む)

  • 強いストレスやトラウマによって、自分の記憶が断片的になる、あるいはある期間をまるごと忘れてしまうことがあります

関連する病気・状態

「記憶がなくなる」という症状は、以下のような疾患や状態などと関連しています。

解離性健忘(かいりせいけんぼう)

過去の記憶や特定の出来事を思い出せなくなる。本人にはその自覚がないことも。

うつ病・適応障害

集中力が落ち、物事を覚えられなくなる、思考がぼんやりするなどの症状が見られます。

アルツハイマー型認知症

初期では、新しい情報の記憶が難しくなり、物忘れとして現れます。

アルコール依存症・薬物の影響

一時的な健忘や慢性的な記憶障害が起きることがあります。

一過性全健忘(TGA)

数時間〜数十時間、突然記憶がなくなることがあり、原因不明とされることも多いです。

意識障害

そのほか、身体疾患など何らかの原因により意識がはっきりしていないときに記憶障害のように周囲からは感じられることもあります。

当院での診療の特徴

1. 精神科専門医による的確な問診と評価

・どのような場面で記憶がなくなるか、具体的なエピソードを伺います
・必要に応じて認知機能検査や心理検査を行い、客観的に状態を把握します
・身体疾患が原因かもしれない場合には近隣の病院などと連携して診療にあたります。

2. 担当医制による継続診療

・当院では初診から同じ医師が担当するため、症状の変化をしっかりと見守ることができます
・繊細な相談や経過の中で信頼関係が築きやすい環境です

3. 必要に応じた薬物療法

・うつ病や不安が背景にある場合には、気分を安定させるお薬を提案することがあります
・副作用やご不安についても丁寧に説明し、最小限・必要な範囲で対応します

4. ご希望に応じて漢方薬もご提案

・自律神経の乱れやストレス性の記憶不調には、漢方が効果的な場合もあります
・「できるだけ自然な方法で治したい」というご希望にも対応いたします

5. ご家族への対応・連携も可能

・認知症や健忘の症状でお困りのご家族の方からのご相談も受け付けています
・必要があれば、介護サービスや支援機関との連携も行います

よくある質問

Q1. 最近物忘れがひどいのですが、年のせいでしょうか?

A1. 加齢によるものか、病的な記憶障害かの見極めが大切です。当院では記憶検査や医師の問診、連携病院での画像検査などにより、丁寧に評価します。

Q2. トラウマがあり、その時期の記憶だけがありません。

A2. それは解離性健忘の可能性があります。ストレスやこころの反応として記憶がブロックされていることがあります。

Q3. 病院に行くほどではないと思うのですが、相談していいですか?

A3. もちろんです。症状が軽くても、早めに相談することで進行を防げることがあります。お気軽にご相談ください。

院長より

「記憶がなくなる」というのは、どなたにとっても不安なことだと思います。
ときに「忘れてしまった自分を責めてしまう」「周囲の理解が得られない」と感じる方も少なくありません。

私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、記憶の問題に専門的な視点で対応しながら、こころの負担にも寄り添う診療を大切にしています。

「ちょっと心配だな」と思った段階で構いません。ぜひ一度ご相談ください。

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