社交不安障害
社交不安障害(社会不安障害)とは、人前で話す、注目される、他人と接するといった社会的な場面で強い不安や緊張を感じてしまう病気です。
「人からどう見られているかが気になって仕方ない」「話すと顔が赤くなってしまう」「緊張して声が震えてしまう」などの症状があり、それがつらくて学校や仕事に行けなくなることもあります。
当院では、精神科専門医として25年以上の経験を持つ医師が、患者さんお一人おひとりに寄り添いながら、丁寧に診療を行っています。
また、担当医制・女性医師対応・漢方薬にも対応しており、デリケートなお悩みも安心してご相談いただけます。
社交不安障害の症状について
社交不安障害の主な症状は、「人に見られる場面」「評価される場面」において、以下のような過度な不安や身体反応が生じることです。
主な状況
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大勢の前で話す(会議・発表など)
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初対面の人と話す
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上司や先生の前で話す
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飲食を見られる
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会議で発言を求められる
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近くに人がいる状態で作業する
よくある症状
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顔が赤くなる
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手や声が震える
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動悸、汗
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吐き気、腹痛
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緊張で頭が真っ白になる
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「恥をかいたらどうしよう」「変に思われたらどうしよう」といった強い不安
こうした症状が続くことで、「またあの場面が来たらどうしよう」と考えすぎてしまい、人を避けたり、仕事・学校を辞めてしまうケースもあります。
社交不安障害の原因について
社交不安障害は決して「性格が悪い」や「恥ずかしがり屋だから」ではありません。生まれつきの気質や、これまでの経験、脳内の機能など、さまざまな要因が関係しています。
以下のような要因が重なることで発症すると考えられています。
生まれ持った気質
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慎重で敏感
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人の目が気になる
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小さい頃から緊張しやすい
脳内の神経伝達物質の影響
不安をコントロールするセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが乱れることで、不安が起こりやすくなります。
過去の経験
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人前で失敗して恥をかいた経験
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人からからかわれた、いじめられた経験
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厳しく叱責された経験
環境や育ち
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他人からの評価を強く意識させられて育った
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失敗が許されない環境にいた
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過干渉や厳しいしつけ
社交不安障害の治療法について
社交不安障害は、適切な治療を受けることで改善が期待できる病気です。
当院では、薬物療法と心理療法を組み合わせ、患者さまの状態や希望に応じたオーダーメイドの治療を行っています。
薬物療法
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抗うつ薬(SSRIなど)・・脳内の不安を抑える神経伝達物質のバランスを整える治療薬です。
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抗不安薬(必要に応じて)・・緊張を一時的に和らげたいときに使用します。
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β遮断薬・・動悸や震えなどの身体症状を抑えるために使うことがあります。
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漢方薬・・自律神経のバランスを整えるための処方も行っています。
薬はあくまで補助的な役割です。効果や副作用についても丁寧に説明しながら治療を進めていきます。
認知行動療法(CBT)
不安を引き起こす「考え方のクセ」や「行動パターン」を見直していく心理療法です。
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人にどう思われているかを過剰に気にするクセ
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完璧でなければならないという思い込み
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社会的な場面に対する恐怖の強さ
これらを少しずつ見つめ直し、安心して行動できる自信を取り戻していきます。
環境支援・職場復帰支援
学校や職場での対人場面が困難な場合、診断書や主治医意見書を通じて環境調整や復職支援も行っています。
デリケートな対応が求められる場面も、経験豊富な医師がしっかりフォローいたします。
よくある質問
Q1. 社交不安障害は治りますか?
A1. 適切な治療とサポートを受けることで、日常生活に支障が出ない程度まで改善する方が多いです。長く悩んでいた方でも回復は可能です。
Q2. どのような治療が合っているかわかりません
A2. 初診時にしっかりお話をお聞きし、症状に合わせた治療方針を一緒に考えていきます。薬を使いたくないという希望があれば、そのことも尊重いたします。
Q3. 男性医師には話しづらいです
A3. 当院では女性医師の診察にも対応しております。話しやすい環境を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
院長より
社交不安障害の方は、「緊張してしまう自分がダメだ」と感じてしまうことが多いのですが、決してあなたが悪いわけではありません。
むしろ、他人のことをよく考え、真面目に向き合ってきた結果なのだと思います。
当院では、同じ医師が継続して診療する担当医制をとっています。慣れた環境の中で、安心してお話いただけるよう心がけています。
保土ケ谷駅から徒歩30秒。通院しやすい場所にございますので、「ちょっと相談してみようかな」というお気持ちだけで構いません。
まずは一歩、踏み出してみませんか?
