朝おきられない
「目は覚めているのに、体が動かない」
「朝、吐き気や頭痛がして起きられない」
「会社や学校に行かなくてはいけないのに、どうしても布団から出られない」
このような「朝起きられない」という状態は、身体の疲労や睡眠の問題だけでなく、心のコンディションが深く関係していることもあります。
私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、患者さん一人ひとりの生活背景や心身の状態を丁寧にうかがい、適切なアプローチを行う診療を大切にしています。
朝起きられない原因について
1. 起立性調節障害(特に10代・若年層に多い)
・朝になると血圧が上がらず、倦怠感や立ちくらみ、頭痛などの症状が出て起きられない
・中学生~高校生に多く、自律神経のバランスの乱れが背景にあります
当院では16歳以上の方を対象として診察します。
2. うつ病
・「朝になると体が重く、起き上がれない」「やらなければと思っても気力が湧かない」
・こうした症状は、うつ病の代表的な兆候であり、特に午前中に症状が強く出ることが多いです
3. 睡眠リズム障害(概日リズム睡眠障害)
・夜になっても眠くならず、寝つきが遅くなってしまう
・その結果、朝に強い眠気が残って起きられない状態が続きます
4. 慢性疲労・自律神経失調症
・日中も体が重だるく、寝ても疲れが取れない
・心身の疲労の蓄積やストレスによって、体のリズムそのものが乱れてしまうことがあります
関連する病気・状態
うつ病・気分障害
意欲の低下や朝の無気力感、過眠がみられることがあります
起立性調節障害(OD)
特に思春期に多く、自律神経の不調で朝がつらいと感じる方に多く見られます
概日リズム睡眠障害(睡眠相後退症候群など)
体内時計のずれにより、朝起きるのが非常に困難になります
自律神経失調症
睡眠や体温、血圧の調整がうまくいかず、疲労感や倦怠感が続く状態
当院での診療の流れと対応
1. 丁寧な問診と生活状況の把握
・「いつから起きられなくなったか」「生活リズムはどうか」などをじっくりとお聞きします
・必要に応じて、睡眠日誌の記録や簡単な心理検査、体位変化に伴う血圧の変動測定も行います
2. 原因に応じたオーダーメイドの対応
・うつ状態が強い場合は、少量からの抗うつ薬や漢方薬の使用も検討
・睡眠リズムが乱れている場合は、生活指導や光療法の提案も行います
・必要性に応じて運動療法や食事療法なども提案します。
3. 担当医制による安心のサポート
・当院では継続的に同じ医師が診療を担当し、長期的な視点でサポートを行います
・学校や職場との連携が必要な場合も、可能な範囲でご相談に応じます
4. 女性医師の診察も可能
・「男性には話しにくい…」と感じる方も安心してご相談いただけます
よくある質問
Q1. 「怠けているだけ」と言われるのがつらいです。
A1. 起床困難は心身の不調によって起こる症状で、本人の意思だけではどうにもならないことがあります。当院ではその背景を大切に考えますので、ご安心ください。
Q2. お薬は必ず使わなければいけませんか?
A2. いいえ。お薬を使わずに改善できるケースも多くあります。漢方や生活指導、カウンセリング的アプローチもご相談可能です。
Q3. 学校に行けないことを相談してもいいですか?
A3. もちろんです。不登校の背景にも心の不調があることが多く、心療内科の対象です。16歳以上であれば当院で対応いたします。遠慮なくご相談ください。
院長より
「朝起きられない」という状態は、本人にとってもご家族にとってもとてもつらいものです。
けれども、それは心や身体のサインであり、決して怠けではありません。
私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、精神科専門医が生活全体を見つめながら、一人ひとりのペースに合わせて対応していきます。
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も受け付けておりますので、どうぞ安心してお話にいらしてください。
