心身症
心身症(しんしんしょう)とは、ストレスや心理的な問題が原因で、体にさまざまな症状があらわれる状態のことをいいます。
一般的な内科や整形外科などで検査をしても、はっきりとした異常が見つからないことが多く、「気のせい」と誤解されてしまいやすい病気です。
ですが、症状は決して「気のせい」ではありません。
心と体は密接につながっており、心の状態が体に影響を与えることは珍しくありません。
当院では、精神科専門医が、心身両面から診療を行います。
担当医制のため、安心して継続的にご相談いただけます。女性医師のご希望にも対応可能です。
保土ケ谷駅西口から徒歩30秒。お仕事帰りや通学・通勤の途中にも通いやすい立地です。
心身症の症状について
心身症の症状は、身体のあらゆる部位にあらわれることがあり、とても多彩です。
以下のような症状が代表的です。
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胃痛・腹痛・下痢・便秘(過敏性腸症候群など)
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動悸・息苦しさ・胸の締めつけ感(心臓神経症)
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頭痛・めまい・耳鳴り
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皮膚のかゆみや湿疹(ストレス性皮膚炎)
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喘息の悪化、じんましん、過呼吸
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食欲不振、吐き気
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慢性的な疲労感、倦怠感
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不眠、眠りが浅い、途中で目が覚める
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月経不順、PMS(月経前症候群)の悪化
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複数の医療機関を受診しても改善しない不調
特に「検査では異常がない」と言われていても、症状がつらいという方は、心身症の可能性があります。
心身症の原因について
心身症は、心にかかる負担が、体に“症状”という形で現れると考えられています。
主な原因
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仕事・学校・家庭でのストレス
例:人間関係の摩擦、過重労働、いじめ、介護疲れなど -
感情の抑圧や言いたいことが言えない状態
自分の気持ちを押し込めて我慢してしまう傾向がある方に多く見られます -
完璧主義や責任感の強さ
「頑張りすぎてしまう」「失敗を極端に恐れる」傾向があると、心が疲弊してしまいます -
体質や性格傾向(気質)
几帳面・繊細・自分に厳しい性格傾向も影響します -
過去のトラウマや傷ついた体験
これらの要因が積み重なり、心が処理しきれないストレスが、体にあらわれるのが心身症です。
また、「本人も気づかないほど深いストレス」が関係していることも少なくありません。
心身症の治療法について
心身症の治療では、症状に対処するだけでなく、背景にあるストレスや心理的要因にアプローチすることが重要です。
1. 精神療法・カウンセリング的アプローチ
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ご本人の気持ちやストレスに耳を傾け、ゆっくり整理していきます
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ストレスへの対処法や、考え方のクセを見つけるお手伝いをします
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必要に応じて、職場・家庭環境の調整などについてもご相談可能です
2. 薬物療法(必要に応じて)
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不安や緊張、睡眠障害が強い場合には、抗不安薬や抗うつ薬などを用います
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漢方薬による治療も可能です(体質や症状に合わせて処方します)
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睡眠薬や胃腸薬、頭痛薬などの併用も行う場合があります
3. ライフスタイルの見直しとストレスケア
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食事、運動、睡眠のバランスを整えるようにアドバイスします
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休職・復職についても、必要に応じて主治医意見書など対応可能です
当院では、お一人おひとりの体調や性格に合わせた治療方針を一緒に考えながら進めていきます。
よくある質問
Q1. 心の病気ではないのに精神科を受診してもいいのですか?
もちろんです。精神科は「こころと体のつながり」にアプローチする診療科です。
体の症状の背景に心の不調が関わっている場合、精神科での治療が有効です。
Q2. 心身症は治るのでしょうか?
はい。ストレスへの気づきと適切な治療によって、多くの方が改善を実感されています。
ただし再発しやすいため、焦らず無理のない治療が大切です。
Q3. 仕事を続けながら通院できますか?
可能です。診療はご予約制のため、待ち時間も少なく受診可能です。
必要に応じて、診断書の発行や就労調整のご相談も行っています。
Q4. 漢方薬だけで治療できますか?
はい、症状や体質によっては漢方中心での治療も可能です。
ご希望があればお気軽にお申し出ください。
Q5. 女性医師に相談したいのですが…
当院では女性医師による診察にも対応しております。
デリケートな症状や生活背景も、安心してご相談ください。
院長より
心身症は、体の不調がメインのように見えても、実は心のつらさが深く関係していることが多い病気です。
「検査で異常がないのに苦しい」「誰にも理解されない」という孤独を感じている方もいらっしゃいます。
当院では、体だけでなく「こころ」も大切にする診療を心がけています。
「こんなことで相談していいのかな…」と迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください。
