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復職のゴール確認

うつ病や適応障害、不安障害などで休職された方にとって、「いつ復職すべきか」「もう働けるのか」というのはとても大きなテーマです。

「会社からそろそろ復帰をと言われたけど、不安がある…」
「以前のように働ける気がしない…」逆に、「皆に迷惑だからはやくもどらないと」とまだ体調が不安定なのに、焦って復職しようとする

こうしたことは、決して少なくありません。

復職とは、ただ職場に戻るだけではありません。
本当に大切なのは、「その人が、無理なく働き続けられる状態になっているか」を医師・患者さんご本人・職場と一緒に確認し合い、納得した形で復帰できることです。

焦って復職をすることはうつ病の再発につながります。うつ病は再発を繰り返せば繰り返すほど、きっかけなく症状がでてくるようになっていきます。再発をふせぐために、しっかりと準備をしてから復職することがとても大切です。

会社ごとに異なる復職の「ゴール」について

休職制度や復職の条件は、法律で一律に決まっているものではなく、企業ごとに独自のルールがあります。そのため、復職の目安や基準は会社によって異なります。

たとえば、ある会社では「週3日、半日勤務から始めてOK」という柔軟な対応がある一方で、別の会社では「フルタイムで定時勤務ができる状態になってから復職してください」という方針をとる場合もあります。

こうした違いは、企業の規模や体制によっても変わります。スタッフが多い会社では、業務を分担しながら配慮する余裕がありますが、少人数の職場では、業務をカバーするのが難しく、復職後に無理をすると本人にも職場にも負担がかかってしまうことがあります。

そのため、復職の判断では「復職後にどの程度の業務制限や配慮が可能か」という点がとても重要です。たとえば、「復職後2か月以内に残業も含めて対応できるようになってほしい」という会社では、復職時点で定時勤務を余裕をもってこなせる体調が望まれます。


このように、復職のゴールは一律ではなく、会社ごとに異なります。大切なのは、自分の体調と職場の環境を踏まえて、無理のない復職プランを一緒に考えることです。

 

復職に向けたサポートについて

復職の条件やゴールは、会社ごとに異なります。たとえば、ある会社では「週3日、半日勤務からスタートOK」という場合もあれば、「フルタイムで定時勤務ができる状態になってから復職」という場合もあります。

そのため、復職を目指すときは、まず会社の人事や担当部署に復職の条件を確認することが大切です。私たちは、その確認をサポートしながら、復職に向けた準備や訓練を一緒に進めていきます。

復職訓練では、体調や生活リズムを整えながら、少しずつ勤務時間や業務内容に慣れていくことを目指します。無理をせず、安心して復職できるように、医師・スタッフが伴走しますのでご安心ください。

復職に際して重要な点

・心身の調子が安定している

→気分の波や不眠などの症状が落ち着き、日常生活がスムーズに送れているかどうか。

・生活リズムが整っている

→朝決まった時間に起き、日中に活動できているか。不眠が消失しているか。

・想定される業務に集中できる体調に戻っている

→想定される業務に加え復職後は人間関係などのストレス要因も加わります。

・体調を崩した原因を分析し、対策を検討できている

→再発を防ぐためには、今回具合が悪くなった原因を分析し、どのように対策をしていくのか、吟味をすることで、再発を防止していきます。

当院での復職ゴール確認の流れ

ステップ1:通院での体調安定の確認

・心身の症状が落ち着いているか
・服薬状況に問題はないか
・生活リズムや食事・睡眠の状態

診察ではこれらを医師と一緒に振り返ります。

ステップ2:復職リハビリの実施(自主リワーク)

・日中の活動量を少しずつ増やす
・不安やストレスへの対処法を一緒に確認
・通勤の練習や負荷への慣れ

・原因を分析し、対策を検討する

・どのように自分を変えていくことが必要か、会社の環境をどのように変えるようにお願いすべきなのか相談します。

状況に応じて自主リワーク支援を行い、段階的に準備していきます。

ステップ3:復職ゴール確認と復職訓練の継続

会社と連絡をとり自分の会社の復職時の受け入れ状況を確認します。人事部や、上司が窓口となっているケースがあります。例えば週5日フルタイム勤務での復職が前提の企業の場合、フルタイムで週5日勤務することを想定して、日常生活をくみたてていきます。休職に入る段階で 説明がされ、資料が渡されている会社もあります。

ステップ4:振り返りと復職訓練の仕上げ

なぜ体調を崩したのか検討し、どのような復職をめざすか相談します。あわせて再発防止策を考えます。

ステップ5:復職可否の最終判断

よくある質問

Q1. 自分では復職できそうな気がしません…

A1. そう感じるのは自然なことです。
医師が客観的に現在の状態を評価し、無理のない判断を一緒にしていきますので、ご安心ください。

Q2. 復職後にまた休んでしまうのが怖いです

A2. 当院では、再発予防のための復職判断と、その後の継続支援も大切にしています。
再発を恐れて慎重に準備することは、とても大切なプロセスです。

Q3. 職場の業務内容が心配です

A3. 医師からの意見書に業務配慮についての記載を行うことも可能です。
産業医や上司の方と話しやすくするための工夫も、一緒に考えていきます。

Q4. 家族や職場に説明しにくいのですが…

A4. ご本人が言いづらい場合は、当院からの書類でサポートいたします。
また、家族の同伴による受診も歓迎しております。

院長より

「復職が怖い」「またダメだったらどうしよう」
そのお気持ち、とてもよくわかります。
実際、私たちが診ている患者さんの多くが、同じような不安を抱えながら回復に向かっています。

大切なのは、「復職を焦らず、着実に準備していくこと」。
そして、働き続けられる状態を一緒に作っていくことです。

あなたのペースで大丈夫です。
どうぞ、安心してご相談ください。

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