休職中の過ごし方
「会社を休んでいるけれど、何をして過ごせばいいのかわからない」
「家にいると、かえって不安になってしまう…」
休職が始まると、心も体もホッとする一方で、「どうやって休んだらいいのかがわからない」という不安を感じる方も少なくありません。
特に、うつ病や適応障害、不安障害などで休職されている方は、無理をして頑張ってしまいやすい傾向があります。
当院では、休職中の過ごし方についても医師が丁寧にサポートいたします。当院オリジナルの復職ステップに沿って、会社と連携しながら復職に向けた準備をサポートいたします。「ただ休む」ことにも意味があります。焦らず、一緒に回復を目指していきましょう。
休職の目的を思い出しましょう
まず何より大切なのは、「心と体の回復を最優先にすること」です。
休職の目的は、「元気になって、また仕事や日常生活に戻れるようにすること」。
この回復のプロセスには段階があります。最初から無理に何かをしようとせず、「何もしない時間」も回復の一部です。
休職中の過ごし方のポイント
1. はじめは「しっかり休む」ことに集中
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朝起きて、ご飯を食べて、眠る。基本的な生活リズムを整えることが第一歩です。
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寝ることが多くても構いません。疲れがたまっている証拠です。
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家事や買い物も「できる範囲で」十分です。
→「何もしないこと」に罪悪感を持たず、自分を労わる時間を大切にしましょう。
2. 少しずつ「気分転換」を取り入れる
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散歩、好きな音楽、軽い読書、ぬるめのお風呂など、心がホッとすることを見つけましょう。
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SNSやニュースを見すぎてしまうと、不安が増すことがあります。情報から距離を取ることも大事です。
→「〜しなければ」にとらわれず、「今日は○○できたな」と小さな満足感を積み重ねてください。
3. 生活リズムを整えていく
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朝はなるべく同じ時間に起き、朝日を浴びましょう。
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夜更かしや昼夜逆転を避け、規則正しい生活を心がけます。
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体が回復してくると、自然と「何かしたい」気持ちが芽生えてきます。
→焦らず、身体の声を聞きながら生活を整えていきましょう。
4. 回復期には「軽い活動」を試してみる
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通院のついでにカフェに立ち寄る
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図書館で静かに過ごす
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日中の短時間の外出
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自宅での軽いストレッチ
→これらは「リワーク(復職準備)」の一環にもなります。
「少し動いてみて、疲れたら休む」ことが今は大切です。
休職中によくある悩みと対応
Q1. 何もしないと罪悪感があります…
A1. 多くの方がそう感じます。ですが、「何もしないこと」も治療の一部です。
焦らず、「休むために休んでいる」と自分に言い聞かせてください。
Q2. 職場や同僚が気になります…
A2. ご自身の回復が最優先です。
職場対応は、医師からの診断書や意見書で配慮をお願いすることができます。
Q3. 家族に申し訳ない気持ちがあります…
A3. 家族の支えはありがたいものですが、まずはご自身の体調が整うことが最優先です。
家族にも「回復には時間が必要」と伝えることが大切です。
Q4. いつから復職の準備をすればいいですか?
A4. 医師と相談しながら、「日中の活動がある程度安定してきた時期」が目安です。
当院では、復職支援も含めた診療を行っています。自主的に復職訓練を行う方に伴走します。
院長より
休職というのは「逃げ」ではありません。
それは「回復のための一歩」であり、「自分を守る選択」です。
私たちは、あなたが少しずつ元気を取り戻し、また笑顔で過ごせる日がくるように、全力でサポートします。
つらいときには、どうぞ一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
