こびとがみえる
「小さな人が見えるようになった」
「壁のすみで、誰かがじっとこっちを見ている気がする」
「他の人には見えていないことは分かっているけど、確かに見える…」
このような「こびとが見える」「小さな人影が見える」などの症状は、幻視(実際には存在しないものが見える症状)に該当します。
レビー小体病などの認知症、てんかんや片頭痛の前兆、脳幹損傷や、視力喪失時や意識障害において生じることも多く、専門的な評価が必要になります。
私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、患者さんを否定せず、まずはお話をしっかり伺うことを大切にしています。
「こんな話、してもいいのかな…」と思わずに、安心してご相談ください。
「こびとがみえる」状態の原因について
1.加齢による脳の機能変化(レビー小体型認知症など)
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高齢の方に多く見られる幻視の原因として、「レビー小体型認知症」があります。
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早期には記憶力の低下が目立たない一方で、「実在しない人や小さな動物が見える」などの幻視が現れることが特徴です。
2. 環境変化へのストレスなどから
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入院や、手術後など普段と違う環境になっているときに脳の感覚処理が不安定になり、せん妄とよばれる意識障害になり、幻覚が出現することがあります。
3.後頭葉てんかん
- 後頭葉でてんかん発作が起きる際に幻視がみえることがあります。
4.片頭痛の前兆として
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後頭葉にある視覚野への刺激症状としてみられることがあります。
5. アルコールや薬の影響
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アルコール依存、睡眠薬・向精神薬の乱用後の離脱症状などで幻視が出現することがあります。
関連する疾患
「こびとがみえる」という症状は、以下のような疾患に関連している可能性があります。
レビー小体型認知症
小動物や人物、虫などの幻視が見られることが多く、寝ているときに活動的になってうごきだしたり、意識のゆらぎやパーキンソン症状を伴うこともあります。記憶障害はあまりめだちませんが、空間などの認知障害が出現したり、注意力が低下したりします。ころびやすくなったり、失神や、幻視以外の幻聴や、幻触、物品を見間違える錯視などがあらわれることも多いです。病気の始まりの時期には匂いを感じづらくなる、夜間寝ているときに動き回る、便秘などの症状からはじまることもあります。
せん妄(入院中や高齢者に多く、意識の混乱を伴う状態)
入院や体調の急変により、意識障害がおき、幻覚が出ることがあります。
てんかん
視覚野がある後頭葉でのてんかん発作で幻視がみられることがあります。
保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでの診療について
1. 精神科専門医による正確な問診と評価
・「いつから」「どのような場面で」「どのくらいの頻度で」見えるのかなどを、時間をかけてお伺いします。
・必要に応じて、認知機能のチェックや脳神経疾患の可能性も検討し、大学病院とも連携して、精密検査を行っていきます。
2. 担当医制による継続的なサポート
・当院では、初診から同じ医師が診療を継続します。
・話すのが苦手な方や、信頼関係を重視したい方にも安心して受診いただけます。
3. 必要に応じた薬物療法
・幻視の原因が明確で、治療が必要な場合は、症状に応じた薬を少量から慎重に処方します。
4. ご家族への説明・支援
・高齢者の方で幻視がある場合、ご本人だけでなくご家族の理解と協力もとても大切です。
・診療の中で、必要に応じてご家族への説明・対応方法のアドバイスも行っています。
よくある質問
Q1. 本当にこびとが見えるんです。他の人には見えないみたいです。
A1. まず、あなたがそう感じていること自体が「事実」です。その体験にしっかり耳を傾けることから、私たちの診療は始まります。
Q2. 他の人に話すのが恥ずかしくて、家族にも言えません。
A2. 当院では、どのような内容でも否定せずに受け止めることをお約束しています。安心してお話しください。
院長より
幻視や幻覚という言葉を聞くと、「自分はおかしくなってしまったのでは」と不安に感じる方も多くいらっしゃいます。
ですが、「見えている」こと自体を否定する必要はありません。
大切なのは、その体験の背景に何の変化があるかを一緒に見つけていくことです。
私たち保土ヶ谷メンタルクリニックこはくでは、幻視のご相談にも丁寧に対応できる体制を整えております。
ご本人はもちろん、ご家族の方からのご相談も歓迎しています。お気軽にご連絡ください。
